宅地建物取引士とは

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、平成26年までは宅地建物取引主任者といっていました。

宅地建物取引士は、宅地建物取引業法に基づき制定された国家資格で、不動産会社(宅地建物取引業者)の顧客などに対して、宅地又は建物の売買・交換・貸借の契約が成立するまでの間に、重要事項の説明等を行う不動産取引の専門家のことです。

宅地建物を取引する事業者(会社)は、事業所ごとに宅地建物取引主任者を置かねばならず、 この方面への就職を希望する人はぜひ取っておきたい資格です。

また不動産会社だけでなく、第二種金融商品取引業(抵当証券や信託受益権等の募集・私募などをする事業者)や不動産特定共同事業(投資家からお金を集めて不動産賃貸などの事業をおこなうこと)などでも宅地建物取引士の需要があります。

宅地建物取引業において宅地建物取引士は、下記の業務を独占的におこないます。

  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書への記名・押印
  • 契約内容記載書への記名・押印

こうした仕事は、不動産会社なら必ずやらなければなりませんが、有資格者がいないとできません。

宅地建物取引士になるには、まず宅建試験に合格して都道府県知事に登録申請し、取引士証の交付を受ける必要があります。

登録を受けるには試験に合格しただけでは駄目で、原則として宅地建物の取引に関し2年以上の実務経験が必要になります。
登録実務講習を修了すれば、実務経験が必要年数に満たなくても登録できます。

取引士証の有効期間は5年で、更新するには法定講習を受ける必要があります。

宅地建物取引士資格試験

俗に宅建試験といわれる試験は年1回10月に、受験者の住所がある都道府県の指定会場でおこなわれます。
試験の実施は一般財団法人不動産適正取引推進機構で、各都道府県知事の委任によりおこなわれます。
受験資格は特になく、年令・学歴・国籍に関係なく誰でも受験できます。

試験内容は以下のようなもので、4択による筆記試験でおこなわれます。

  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  • 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  • 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  • 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  • 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  • 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  • 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

詳細については
一般社団法人 不動産適正取引推進機構の宅建試験のページ
をご覧ください。

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