エネルギー管理士

エネルギー管理士とは、エネルギー管理士試験に合格またはエネルギー管理認定研修を修了して、エネルギー管理士免状の交付を受けている者をいいます。
所管は経済産業省です。

年度のエネルギー使用量が原油換算で3,000kL以上の工場・事業場は、「第一種エネルギー管理指定工場等」に指定されます。
このうち、製造業、鉱業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業の5業種は、エネルギーの使用量に応じて、1人ないし4人のエネルギー管理者を置くことが義務付けられています。
そして、その管理者にはエネルギー管理士免状の交付を受けている者を選任しなければならないことになっています。

エネルギー管理士は、エネルギーの使用の合理化に関して、

  • エネルギーを消費する設備の維持
  • エネルギーの使用の方法の改善及び監視
  • その他経済産業省令で定める業務の管理

といった業務をおこないます。

ただし、平成22年3月末現在の第一種エネルギー管理指定工場および事業場の数は全国で7,760で、エネルギー管理士免状を持っているからといって、特に就・転職に有利になるということは期待し難い状況です。

第一種エネルギー管理指定工場等や、指定工場等でなくてもエネルギーを扱う事業所などで就業している方や、就業しようとしている方の、スキルアップの為の目標としての意味の方が大きいでしょう。

電験やボイラー管理士などの資格と併せ持っておくといいかもしれません。

エネルギー管理士の資格を取得するには、一般財団法人省エネルギーセンターが毎年8月に行うエネルギー管理士試験に合格するか、一般財団法人省エネルギーセンターが毎年12月に行うエネルギー管理研修を受講し修了する必要があります。

試験による方法の場合は、受験資格は特になく(※)、年令学歴に関係なく誰でも受けられます。
試験は、マークシート方式で実施されます。
  ※ 免状申請時には1年以上の実務経験が必要になります。

試験科目は、必須のエネルギー総合管理および法規と、熱分野科目(熱と流体の流れの基礎,熱利用設備及びその管理,燃料と燃焼)または電気分野科目(電気の基礎,電気設備及び機器,電力応用)のどちらかの選択になります。

科目合格制がとられており、課目別の得点が合格基準(各課目60%)に達した課目は「課目合格」となり、4課目合格でエネルギー管理士試験合格になります。
科目合格した場合は、その試験が行われた年の初めから3年以内であれば、合格した科目は試験免除になります。
3年を過ぎると科目合格は無効になります。

試験会場は、札幌,仙台,東京,名古屋,富山,大阪,広島,高松,福岡,那覇の10会場です。

平成26年の結果は、受験者数10,613人、合格者数2,280人で、合格率は21.5%でした。

研修による方法の場合は、研修申込時までに、エネルギーの使用に関する合理化に関する実務に3年以上従事していることが必要です。
また研修には修了試験があり、記述式でおこなわれます。

研修は7日間で、研修地は、仙台,東京,名古屋,大阪,広島,福岡です。

エネルギー管理士試験およびエネルギー管理認定研修についての詳細は、一般財団法人 省エネルギーセンターのホームページにあるエネルギー管理士・エネルギー管理規格推進者のページを参照ください。

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