建築物環境衛生管理技術者概要

一般にビル管理技術者と通称される資格ですが、建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法)に基づく厚生労働省所管の国家資格です。

事務所や店舗、学校、映画館や演劇上などの特定建築物(学校については8000平米以上、それ以外は面積3000平米以上の建物)においては、建築物環境衛生管理技術者を選任し監督させなければならないことになっています。

また、建築物環境衛生総合管理業、建築物清掃業、建築物空気環境測定業などの登録事業者に必要な人的要件として、建築物環境衛生管理技術者が定められています。

建築物環境衛生管理技術者には、建築構造、建築設備、室内環境・衛生、給排水、清掃、害虫・ねずみ防除、廃棄物などといったビル管理に関する幅広い知識が要求されます。

資格を取得するには公益社団法人 日本建築衛生管理教育センターが行う建築物環境衛生管理技術者登録講習会を受けるか、または同センターの実施する建築物環境衛生管理技術者国家試験に合格しなければなりません。

建築物環境衛生管理技術者登録講習会
講習会を受講するには、学歴や取得済みの資格によって定めたれた経験年数が必要になります。
医師や一級建築士等は実務経験が問われません。

講習会は、東京、大阪、名古屋、新潟などの主要都市を巡回する形でおこなわれます。
受講料は、2014年現在、108,800円です。

日程、受講申し込み、その他詳細については、日本建築衛生管理教育センターの
建築物環境衛生管理技術者講習会のページを参照ください。

建築物環境衛生管理技術者試験

平成26年の試験は、10月5日に実施されました。
試験地は、札幌、仙台、東京、名古屋、福岡です。

受験資格は、定められた用途に供される建築物の当該用途部分において、環境衛生上の維持管理に関する実務に業として2年以上従事したこと求められます。

試験は、

  • 建築物衛生行政概論
  • 建築物の構造概論
  • 建築物の環境衛生
  • 空気環境の調整
  • 給水及び排水の管理
  • 清掃
  • ねずみ、昆虫等の防除

の7科目についておこなわれます。
合格基準は、各科目40%以上、7科目合計で65%以上の正答率となっています。

合格率は年度によって変動がありますが、2001年以降では、9.4%~35.3%となっています。

建築物環境衛生管理技術者国家試験についての詳細については、日本建築衛生管理教育センターの建築物環境衛生管理技術者試験のページを参照ください。

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